新たな未来へ10個のお約束
私たちの新たな未来への挑戦が始まります!
そのビジョンと決意をお伝えするべく、第一弾として10個の新たな施策をお示しします。
私たちは、阿南市の発展と市民の皆様の幸福を追求し、故郷をより魅力的にしていくために力を尽くします。
①プレミアム商品券
プレミアム商品券とは、市民の皆様が日常的に必要な生活用品やサービスをお得に購入でき、地域経済にも優しい特別な商品券のことです。
コロナ禍においても2回にわたりプレミアム率50%の商品券を実施してまいりましたので、覚えておられる方も多いかと思います。
これまでを上回る「プレミアム率75%」という高い上乗せを行い、皆様の生活負担を少しでも軽減したいと願っています。
昨今、電気代や食糧費、ガソリン代などの物価が高騰を続け、多くの市民の方々が経済的に厳しい状況に立たされています。
市民生活を応援し、経済的な負担を和らげるために、新たなプレミアム商品券を導入いたします。
②小中学校給食費無償化
子どもたちの健やかな成長を応援し、教育における経済的負担を軽減するため、小中学校給食費の無償化を実現します。
阿南市では既に、保育所や幼稚園において保育料と給食費の無償化を実現しており、県下に先駆けた子育て環境の充実を図っております。
この取組に続き、小中学校の給食費も無償とすることで、子どもたちにとって切れ目のない支援を行ってまいります。
それにより、保護者の皆様にも安心して子どもたちの成長を見守っていただける環境に繋がります。
東洋経済オンラインの「子育てしやすい自治体ランキング」において、徳島県内で阿南市が1位に選ばれた実績がありますが、更に小中学校まで範囲を広げ、「全国に誇れる子育て環境」を目指します。
③新図書館+αでマチを一新
新図書館を核とした施設整備により、新たな憩いや企業チャレンジの拠点などを段階的に展開し、次世代にも誇れる都市を公民連携により創ります。
図書館は地域の学びと文化を支える重要な施設です。
さらに知の拠点としてだけでなく、多様な交流や経済活性化のハブとしても機能する魅力的な場所を目指します。
「+α」の一つとして、歩行者や自転車で気軽に周遊できるマチづくりを進め、市民の皆様が快適に過ごせる空間を創り出します。
中心市街地の新たなマチづくりを試金石として、市全体への波及効果が期待できます。
私たちが目指すのは、次世代にも誇れる都市づくりです。
これまでの阿南では前例のないチャレンジにより、人が育ちマチが潤い、人口減少や高齢化にも対応できる持続可能な阿南市を目指します。
④バスフリー乗車券の導入
バスフリー乗車券の導入は、高齢者の交通負担を軽減するための具体的な施策です。
高齢者の皆様にとって、バスは日常生活での重要な足として機能してきました。
しかしながら、昨今の利用低迷によりバス会社の運営は大変厳しい状況にあり減便を余儀なくされています。
そこで、市内のバスをより多くの皆様に利用していただくため、75歳以上の方々に所得制限を設けず利用できるバスフリー乗車券を新たに導入します。
高齢者の皆様が移動しやすい環境を整えることで、地域の社会参加や交流が促進され、社会的孤独の軽減などにも寄与します。
阿南市は、高齢者の皆様にやさしい市政を目指してまいります。
⑤那賀川社会福祉会館の建替え
那賀川社会福祉会館は、地域の福祉活動やコミュニティの拠点として重要な役割を果たしてきました。
しかしながら現在は施設の老朽化が進み、安心安全な利用に課題が残ります。
そこで、今後の新たなニーズに対応し、より多様な活動が行える施設へと建て替えることで、地域のさまざまな需要に応えられる居場所づくりを目指します。
また、高齢化や大規模災害などにも配慮し、誰もが快適に安心して利用できる環境に工夫を凝らします。
⑥防災まちづくり計画の策定
防災まちづくり計画において、特に重要視することは、大規模災害から一日も早くもとの生活に戻り安心して暮らせることです。
津波被害が懸念される阿南市において、防災公園は災害時の拠点としての機能を果たすだけでなく、平常時には市民の憩いや活力の場としても生かせるよう整備を考えています。
市内の施設や資源を有効活用し、市民の命と安全を守るための包括的な対策を考案し実行します。
市民の皆様と共に築く防災まちづくり計画に、どうぞご期待ください。
⑦「道の駅公方の郷なかがわ」のリニューアル
「道の駅公方の郷なかがわ」は地域の観光や交流の拠点として重要な施設です。
しかしながら、老朽化が進むとともに、利用者のニーズに十分対応することが難しくなってきました。
そこで、新たな施設への建替えを進めながら、観光客や地域の方々が利用しやすく、魅力的な施設としてリニューアルいたします。
阿南市の玄関口が生まれ変わることで、地域の潜在能力が引き出され、新たな交流や経済活動が展開されることに期待が高まります。
⑧高齢者を中心とした「新たな公共交通施策」
高齢者の皆様は地域社会の重要な役割を担われており、その生活の質を向上させるためには、交通環境の整備が欠かせません。
しかし、高齢者にとっては自動車の運転に不安を抱え、公共交通の利用に不便を感じることがあるかと存じます。
そこで、高齢者の交通ニーズに配慮し、より使いやすく安全な公共交通を提供するための施策を実施します。
既に「ご近所ドライブパートナー」や「デマンド(予約式)タクシー」などの新たな施策を導入、あるいは実証実験を予定しておりますが、今後はそれらの取組をさらに加速させ、住み慣れた場所で安心して暮らし続けられる地域公共交通の実現を目指します。
⑨「若者定住団地」の整備促進
若者の定住促進は、地域の将来を担う若い世代の定着を図り、地域の活力と持続的な発展を実現するための重要な施策です。
若者の地域離れや人口減少を軽減させるためには、魅力的な住環境や就業機会の提供が必要不可欠です。
そこで、「若者定住団地」の整備を実現させ、若者が地域に魅力を感じ、長期的な定住を選択できる環境を整えます。
「若者定住団地」の整備においては、民間活力の導入を積極的に検討します。
地域の特性を活かし、民間事業者と連携した住宅団地の整備を目指します。
公設ではなかなか成し得ない魅力的なデザインや、自然環境にも配慮された次世代型の居住環境にも期待が持てます。
⑩ふるさと納税の大幅アップ
ふるさと納税は、地方自治体の自立的な取組を行う上で非常に重要な制度であり、その活用を通じて地域の発展に力を入れています。
市長就任時の令和元年度は、ふるさと納税の件数は13件、総額は18万9千円でした。
しかし、令和4年度には件数が31,405件に、総額も4億4,890万9千円にまでアップさせることに成功しました。
今までになかった「EARTH SHIP PARTNER ANAN」という事業モデルをつくり、地域の魅力をより具体的に伝えると共に、幅広い返礼品や特典の提供が可能にさせ、全国津々浦々からふるさと納税をいただきました。
いただいたふるさと納税は、地域の成長に向けた具体的なプロジェクトや事業に活用することで、地域の発展に寄与しています。
ふるさと納税の大幅アップにより、地域の成長の好循環に繋げ、持続可能なマチづくりを目指します。
結び
これらのお約束は、阿南市の新たな未来を築くための具体的な取組のあくまで一部です。
これから市民の皆様に分かりやすく全体像をお示しし、さらなる取組についても既に考案しております。
豊かな自然と調和した類稀な産業都市である阿南市として、人口減少や高齢化、地球温暖化、懸念される大規模災害という不確かな世を力強く生き抜き、故郷を次世代に引き継がねばなりません。
私たちのビジョンに共感いただける仲間を増やし、阿南市を新たな未来へと導くために全力を尽くしてまいります。
皆様のご支援とご協力を心よりお願い申し上げます。